共通テストの感想
こんにちは。
困ったことに、最近も寒い日が続いていますね。暑すぎるのも考え物ですが、寒すぎるのも考え物です。
寒いときに出来る特権は、お風呂上がりに外にでて夜風を浴びることですね。
今回のブログでは、つい先日おわった第1回共通テストについて思うことを書いていきたいと思います。
私は、バイトで塾講師をしていますので受験生のしんどさなども肌で感じていました。
そのため、今回の共通テストの動向は非常に気になるところではありました。
『記述式の見送り』『外部試験導入の見送り』など、今年の受験生にとっては迷惑甚だしいことが多かったと思います。
詳しくはこちらから。
その上今年はコロナ禍による学校の一斉休校などそもそもの学業に支障をきたすようなこともありました。
私が働いている塾ではその際オンラインに急遽変更し、できるかぎり生徒に迷惑をかけないようにしましたが、どうしても環境の変化によるストレスは大きいと思います。いくら周りの人が、受験生に気を遣っても本人とってはそれが逆にストレスになることもあったりすると思います。
そんな中でも懸命に頑張った受験生の皆様、本当にお疲れ様でした。まだ勉強が続くひとが多いと思いますが、最後まで頑張って下さい。応援しています。また、それを支える保護者の方々も大変だと思いますが、最後まで付き添ってあげて下さい。それが、お子様にとって1番の応援になると思います。一塾講師からのお願いでした。
さて、実際におこなわれた共通テストについてですが、主に気になったことは2つあります。
1つは、英語の問題形式についてです。
僕は、センター試験を受験しましたので英語は旧形式のものでした。
そもそも、リーディングとリスニングの配点が変わったのですがその中でもリーディングの問題形式は、私が受験した旧形式と大きく変わったと感じました。
(主な変更点は、こちらから
上のリンクから、リーディングは読む形式が中心になったと書かれています。つまり、文法とアクセントは、無くなりそのぶん読解の問題が増えました。
私は、文法問題とアクセント問題で毎回点数を落としていたので、この変更は衝撃的でした。
英語が得意な人は読解問題ならほぼ満点にいけますが、文法やアクセントで点数を落とすことが多いです。このことを考えると、英語が得意な人にとっては、有利な変更だと思います。その一方で、英語があまり得意ではない人からすると、稼ぎどころの文法と、アクセントが出なくなり、苦手な速読力で闘わないといけなくなるのですこし厳しいものになってしまうのかなと思います。
得意、不得意で差がさらに開いてしまう恐れが出てきました。
受験生は英語の問題形式の変更をしっかりと考え、速読力や精読力を練習することが重要だと思います。
(講師間では、TOEICみたいだねという話もしておりました。)
以上のように、受験生からすると英語を勉強する重要度が上がるようになると思いますが、日本の代表する英語のテストはこのようなものであるべきなのかは疑問が残るところではあります。
そもそも、これで思考力を測れるようになるかと言われるとはいとは言いにくいです。
日本の英語教育についてのブログはまた別の機会に書きたいと思います。
これが、一つ目の英語の問題形式についてでした。
二つ目は、数学についてです。
私の塾での専門は数学なので、今回の共通テストのためにかなりの準備をしてきました。それを考慮していうと、予備校が作った数学の予想問題は、予想問題として機能してなかったと思います。
共通テストの問題は、私の感覚では、難しくはなかったのかなと思います。しかし、各予備校がつくる問題の多くは、共通テストの問題よりも難しいものが多かったです。そのため、受験生は本番もこのような問題が出るのかと思い、不安になり最後まで自信のないまま本番を迎えました。
私自身も、予想問題を見ていると難しいものが多いなと思いました。
ここで注意しときたいのが、今回の共通テストでは初めてなので十分なデータもなく予備校側も、なんとか現状あるデータをかき集め、予想し、出したので、私自身昨年度と同様のレベルのものを求めるのは違うと思っていました。そして、予備校がわるいと言っているわけでもありません。
あくまで、一塾講師の感想です。予想問題をするときはそれに期待しすぎずに地力をつけてことが重要です。
来年、再来年どうなっていくか楽しみなとこではあります。
最後まで、ご拝読頂きありがとうございました。
なにかと問題の多い共通テストでしたが、結果的に見ると大荒れはなかったのかなと思います。これから記述式など追加される可能性は十分にあるので、これからも詳しく動向をうかがっていきたいと思います。
それでは、さようなら~